ザ・ネリマ現代舞踊展vol.29「朱い哀しみ」山田奈々子作品 出品
2月16日(木)19:00 練馬文化センターつつじホール
出演 石丸麻子 根尾櫻子 渡部里菜 西国領君嘉 田中唄那 高橋伊織
身にあまる貴重なお言葉を頂きまして、次の創作への意欲が湧いて参りました。お言葉を糧にスタジオ一同益々精進致します。有難うございました。
山田奈々子
【反響1】
素敵な作品を観せて頂きました。白ぬりした はんなりした女子が少ない振りで洒脱に踊る~とても新鮮でした。白と赤がなんともオシャレで印象的。音楽「らんちゅう」も興しろくて・・・最後の方では笑ってしまいました。奈々子先生のセンスの若さに脱帽でした。 M.K 様
【反響2】
先生の振付された「朱い哀しみ」があまりにも素晴らしくて・・・興奮さめやらぬうちにお便りしました。先生の作品は秀逸でした。らんちゅうをイメージした真っ赤な傘も色あざやかに、日本的な中に新鮮さが加わり目の前に夢のような美しい世界が広がり思わず涙さえ滲みました。「山田奈々子ワールド」に魅了されました。幕が下りたあとのざわつき「ブラボー」のかけ声は、客席の多くの方が私と同じ気持ちだったことのあかしだと思います。素直に「もう一度見たいな」と思いました。
追伸 印象的な踊りがたくさんあった舞踊展でしたが、先生の作品は色彩も表現も豊かで、上品でいて奇抜、棋界随一のキャリアを持つ先生ならでは「観客が何を観たいか」を熟知されているとしか思えない、傑出しておりました。生徒さんたちも一生懸命踊られており感動しました。私は心を奪われて夢見心地でホールを後にしました。 小針侑起様(舞踊史研究家)
新人の意欲とベテランの円熟みせる うらわまこと先生評より
現代舞踊こぶしの会(石川須妹子、藤里照子)の主催で二十九回を数えた。今回も前半は新人、後半はベテランの出品。前半は ソロ三、デュエット三、群舞一、の七作。 ソロ作品はみな自分の心の内面をテーマとする。<中略>やや意欲先行で発想が具体化しきれない新人に対し、ベテランはさすがに作品の意図を強くアピールした。 <中略> 山田奈々子の「朱い哀しみ」は、赤白の衣装、赤い唐傘の群舞によって、金魚に託した現代の悲しみを動きと構成で巧みに表現。 <中略> 新人の意欲と、ベテランの円熟がよくみえた舞台だった。 オン・ステージ3月17日号