★ダンス空間の構成では、山田奈々子の「バスを待つ」が出色。この人の最近作には、 作家・演出家としての視点に、以前にはなかった並ではない鋭さと成長を感じる。いっそ今後はスタッフに専念して活動を続けていくのもひとつの方法かも。日下四郎様
★バス停、そこにはたった10分間の浄土があり、地獄もある。ただ通り過ぎ、すれ違うだけではない、一期一会・束の間の出会い。バスに乗ると言うただ一つの目的を共有する見知らぬ人々。10分間に凝縮された、それぞれの人生。白昼夢のような出来事。
死んだのは男、それとも女。バスは何を乗せて出ていくのだろう。ダンサーの視線がからみ合った時、微かな表情の変化に踊りのテーマが感じ取れました。小澤純一様(写真家)
★「バスを待つ」を心ゆくまで拝見いたしました。素晴らしい!凄い!の一言です。
肉体の美しさ、流れるような動きの美しさ。人体のもつ可能性の極限を介間みた思いにゆったりとひたって帰宅しました。美の追求を身体でされる舞踊のエネルギーは
居合わす者たちをとりこんでしまう強さがありました。横倉れい様(詩人)