石丸麻子が「交差ーchiasma」と題して、25分の長作品に挑んだ。
根尾櫻子・滝野原南生・渡部里菜の共演を得てバラエティに富んだ舞台を繰り広げた
この経験を生かしてより主題に鋭く切り込む作品創りを目指して成長して欲しいと願っている。
結果より挑戦したことが、貴重だと思う。 山田奈々子
後評
グループの4人の女性が、妖精的な可憐さから昭和的エロスまで、女子の欲望し得る自己像をすべて実現して詰め込み爽快。 岡見さえ様評
ポテンシャルの高い作品に評価集中、興味深い作品も
アンデパンダン的な空気で知られる本シリーズは人気がある。今年も様々な作品が集まった。<中略>
AMRS「交差」(chiasma)は豊かなバックグランドを活かした現代表現だ。シーンの合間に深い感情を織り込んだ場面などが加わり展開に変化がみえる。
構成を巧みに活かした良作だ。<中略>
若手の中には未完成でも次世代への可能性を感じさせるものもある。新時代の舞踊を創出する方法や表現に対する評価軸・方向性が問われている。
吉田悠樹彦氏評(音楽舞踊新聞)